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禁煙に成功した時の話3

| 25.7.17
 前々回の『禁煙に成功した時の話1』と前回の『禁煙に成功した時の話2』の続きとなり、今回で完結になります。

 今回は禁煙するために事前に知っておくと有利になるかもしれないタバコの機能に関する話をしたいと思いますので、それだけ興味がある人はここだけ読んでもいいかもしれません。

 まず一見するとちょっと関係のない話かもしれませんが、催眠術についての話を少ししたいと思います。

 催眠術師が催眠をかける時には様々な方法がありますが、その中でも簡単でしかも深い催眠に入る方法として強烈な光を見せる方法があるそうです。

 それを考えるとパチンコ店に行ったことがある方はご存知かもしれませんが、パチンコの台って演出だとしても、ものすごい光を放っているのはある種の洗脳みたいなことかもしれません。

 パチンコ店では店内の音も大きいですから視覚と聴覚で、客が正常な判断をすることを妨げて遊戯をやめさせないようにしていると考えることができます。

 パチンコをやらない人や、結構昔にやったことがある人はわかりにくいかもしれませんが、私もここ何年かはやってないのですが、その数年前でもパチンコ台の強烈な光や演出はやばいと思います。

 きっと催眠術に詳しい人が見たら、腰を抜かす程のマインドコントロールが偶然ではなくかなり巧みに行われていて、これで規制されないのは問題かなと個人的には思っています。

 催眠術師が誰かにその方法を伝授する時に、それがきちんとした催眠術師だったら、簡単に催眠状態には入れることができるかもしれませんが、強烈な光やライターなどの火を用いることはおすすめしないらしいです。

 それくらい強烈な光や炎というのは催眠が効きすぎてしまうというリスクがあるということです。

 ところがタバコを嗜んでいる方はもちろんこの話を読んでピンと来ると思いますが、喫煙者もタバコを吸うたびに毎回これに似たことを体験しているのです。

 そうです。

 タバコに火をつける時には毎回、ライターなどの火を目にしているのです。

 毎日、一箱20本吸っているとすれば毎日20回は炎を見ているということです。

 それもタバコに火がついたかを確認するため、手慣れてきて無意識にできていたとしてもそれなりに注意を払って炎を凝視していることになります。

 火の取り扱いは危険ですから、意外と自分で思っているよりもきちんと見ていると思います。

 タバコを吸わない人は知らないかもしれませんが、タバコの先に火をつけるだけではタバコ自体には点火しません。

 タバコの先に火をつけながら強めにタバコを吸い込むことで、タバコに火が灯ります。

 それならば尚更、タバコに火をつける時は顔の近くで炎を間近に見ていることになります。

 それがタバコ自体の依存症の表れでもある「タバコを吸おうかな」とタバコに火をつける行為がセットになっているのです。

 つまり喫煙する際には毎回、自分で自分に催眠術をかけているようなものなのです。

 それも良識がある催眠術師は使わないようにしている炎の光を使った危険なレベルでです。

 そのため、前々回ではニコチンではなく実はタールの方に依存する物質が含まれていると書きましたが、いわゆるニコチン中毒というタバコの成分による依存だけではなく、催眠のレベルでも毎日、数十回も行われているある種のマインドコントロールの面でも依存状態を作り上げていると考えることができるということです。

 そんな大袈裟な、と思われるかもしれませんが、実際にこれを人に話した時にそんな感じで見られましたが、タバコに依存している可能性の一つとして十分に原因となり得ると思っているため、あえてこのことも書いてみました。

 簡単にまとめますと、ニコチン中毒と自分が自分自身に行っているセルフ的なマインドコントロールの2つの要因がタバコの依存を生んでいるということです。

 もしかするとタバコ自体にはそんなに依存する物質的なものは含まれていないかもしれないのに、毎日一箱以上を吸う人は毎日20回以上セルフ的なマインドコントロールの方でタバコがやめられていない可能性もあります。

 催眠が解けなくなった状態を洗脳というようなので、タバコを吸う習慣そのものが自分自身を洗脳してしまったと考えることもできます。

 その上で、私が禁煙する際に心掛けていたタバコの機能に関する独特な考え方について書いてみようと思います。

 前々回に紹介したアレン•カーという方が書いた有名な禁煙本には確か最後の方だったと思うのですがこんな質問があります。

 「タバコを吸う理由(メリット)はありますか?」

 ちょっと手元に既に本がないので間違っているかもしれませんが、その本の中ではそれまで色んな理由でタバコをやめられないことが共感できる内容にもなっていて、もしかしたらタバコを吸う理由が一つだけあるのですがわかりますか?みたいな質問だったかもしれません。

 それに対して次のページをめくると驚きの答えが待っています。

 「全くありません!」

 アレン•カーさん自身が禁煙に何度も失敗し苦労したと冒頭で語っており、無理してやめる必要がないみたいな感じで、喫煙者に共感できるような内容で進行していって、最後にハシゴを外すような感じでしょうか。

 アレン•カーさんがどんな人か見たことがないのでわかりませんが、これは結構巧みにできている、これもある種のマインドコントロールですね。

 ただしそもそもマインドコントロールというのは日本ではオウム真理教の事件で悪いイメージがある言葉ですが、自律に関わることなので、むしろ欧米では良い言葉として使われている言葉だと聞いたことがあります。

 そんなアレン•カーさん自身はそれも冒頭の方で書いてありましたが、本人は催眠術でやめたそうです。

 そういうところからもニコチン中毒の方に着目するだけではなく、もう一つのマインドコントロール的な方の依存について考えるのは十分ありだと思っています。

 では私も質問をしてみたいと思います。

 「タバコにはどんな機能(もしくは効果)がありますか?」

 やっぱりアレン•カーさんの本にも書いていた通り、リラックスできるとか、気分が落ち着くとか、考え事がはかどったりするというようなことでしょうか。

 それとも私はここで、アレン•カーさんみたいに「全くありません!」というのでしょうか。

 答えはこれです。

 「次のタバコが吸いたくなるという機能(効果)だけあります。

 これはどういうことかというと(納得できないと思った方ちょっとお待ち下さい)、タバコを吸いたいのは一つ前のタバコを吸った機能(効果)によって、今タバコを吸いたくなっているということです。

 そこで、あなたがタバコを吸ってしまうと、またあとになって、そのタバコの機能によって、次のタバコが吸いたくなるのです。

 これを解決するためには、前にあなたが吸ったタバコの機能によって生じている「次のタバコが吸いたくなる機能(効果)」を次第に弱くさせていって、いずれは消失させることが重要です。

 これは単純すぎる解決方法かもしれませんが、前のタバコを吸ったことによって生じているならば、この先、1本もタバコを吸わないことです。

 そうすれば、前に吸ったタバコがもらたしている、次の1本を吸いたくなる機能を弱体化させ次第に薄まっていき、やがて消えてなくなります。

 ただし1本でも吸ってしまえば、それが何年後であっても、その1本のタバコが「次の1本を吸いたくなる機能」を持っていますので、また依存状態が始まってしまうということです。

 逆にいえば、今まで何年吸い続けていたとしても、前に吸った1本のタバコの機能から抜け出せれば禁煙には成功したことになります。

 そんなことができれば苦労はないじゃないかと思われるかもしれませんが、ちょっとした時間ができた時にでもじっくり考えてみて頂きたいのです。

 「今タバコを吸いたい」と思ったらそれは「前に吸った1本のタバコの機能」で、今タバコを吸ってしまったら「次のタバコが吸いたくなる機能」がやって来ます。

 ししおどし、みたいな水が貯まったら筒が下がってカコーンとなって、また筒が戻って水が貯まるのと同じようなことです。

 ティッシュを一枚とったら次のティッシュが出てくるようなものです。

 そして今から、その「前に吸ったタバコの機能」を弱らせるためにタバコを吸わないようにすれば、時間が経てば経つ程、その機能は弱体化するとともに、当然ですが次のタバコも吸いたくなってきます。

 この連鎖を断ち切るためには、それでも今タバコを吸いたいのはタバコの唯一の機能である、次のタバコが吸いたい機能が訪れているだけのことなので、逆にいえばタバコの機能はそれだけなんだと自分に言い聞かせて、その機能が弱まるように安静にしていればいいと思います。

 それでもどうしても我慢できなくなったらニコチンガムやパッチなどの代替え品を使ってみて、それでも駄目だったら、今一度、あなたが今タバコを吸いたいのはどうしてなのかを考え直してみて下さい。

 禁煙に失敗したとしても、それは前に吸ったタバコの機能にすぎないということが分かれば、また近いうちに挑戦してみようと思えるかもしれませんし、何度も挑戦していけばそのうち次のタバコを吸わせようとする機能が弱いタバコに出会えるかもしれません。

 あと、もう一つ、タバコはスタイリッシュだからやめられないという可能性もあります。

 昨今では喫煙できるところも減ってきたので、それほど手軽ではないかもしれませんが、それでもタバコに火をつけるだけです。

 これがものすごく面倒な行為だったらそんなにやらないはずです。

 前回の記事では私自身がタバコをやめてから原稿用紙に換算して10枚以上の短編小説(いわゆるショートショート形式のものも含めて)を書くようにしたということにも触れたのですが、その中の話の中で、今は公開していませんが、こんな感じのものを書きました。

 それは「研ぎたくなるお米」というタイトルで、特殊な青い米をとぐと、リラックスしたり気分が落ち着く商品が普及している、独特な世界での出来事を書いた内容になっています。

 その世界ではサラリーマンとかが仕事の合間を縫って会社の給湯室などに行って、その特殊な青い米をといで、大人の嗜好品として使用しています。

 やはりその世界でも米をとぐ依存症に悩む人がいて、米がとぎたくなったり、やめたくてもやめられない人が色んな言い訳をして、また米をといでしまったりします。

 ただ今はタバコを自動販売機で購入するためにはタスポが必要で、申し込んだりするのも面倒な感じにはなっているかもしれませんね。

 ちなみにタスポが搭載されているタバコの自販機にはWiFiのような通信機器が設置されているのではないかと聞いたことがあります。

 以前、私がいた職場ではタバコを自販機で販売していたのですが、その自販機のメーカーからその通信機器みたいな機械のデータが送信される機能が調子悪いみたいなことで、修理しに来たことがあるそうです。

 実際に目をした訳ではないのでこれに関しては噂レベル程度にして頂ければと思います。
 
 私が禁煙を始めた頃はタスポがなかったので、それでも午後10時でしたっけ、自動で販売機の電源がオフになってしまうみたいな感じになっていて、その時間までに買わないとコンビニまで行かないといけないみたいな感じでしたね。

 当時はコンビニが近くになくて、自販機も5分くらいは歩かなければなかったのですが、タバコがなくなると、北海道で真冬の吹雪の日でもわざわざ買いに行ったことは懐かしく思っています。

 今回は記事を3つに分けて、長々と書きましたが、それでも書籍にしたらほんの数ページだと思いますので、しかも無料なので是非、禁煙する際の参考にして頂けたらと思います。
 
 もしこの記事を読んで禁煙に成功する人がいれば何よりですし、もしやめることができたならツイッターやメールでも報告を頂ければ嬉しいです。

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 それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
 
 いつも最後までお読み頂きありがとうございます。

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