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不思議な体験を振り返る

| 12.2.17
 普段のツイートやブログを見て頂いている方はわかっていると思いますが、結構オカルトには批判的な内容が多いので全否定していると思われるかもしれません。

 実際に、占いと幽霊(守護霊など霊全般的に)や前世や来世や生まれ変わりも信じていません。

 しかし、これを知り合いに言うと、結構長い付き合いの人でもドン引きされてしまい今後の接し方が変わってしまったこともあるので、このブログの方だけでこっそり書くと、気功や遠隔透視みたいなものはグレーではあるけども完全に否定はしていないどころか、どちらかというとあると思っています。

 というのも気功は養成学校みたいなものがありますし、そこに授業料を払っても何も身につかなければ返金を求められたり訴えられることもあるでしょう。

 気功を使えるという人の全てが本物とは限らないので難しいですが、治療行為など商売として長く成り立っているのであればそれなりにオカルトではないと思っています。

 遠隔透視も人によりますが、やはり言い当てている人もいるような気がしますので、存在しないとまでは言い切らないですが、これは気功に比べるとやや怪しいくらいには思っています。

 そんな私ですが、去年ちょっと不思議な体験をしていて、忘れないためにも今回は記事にしてみたいと思います。

 去年の春頃、北海道の山奥に親が男の子を置き去りにした件を覚えている方はいるでしょうか。

 日本どころかBBCなど世界的にも報道されているのでご存知の方も多いと思います。

 個人的には長年のファンであるミュージシャンのプリンスが亡くなって数週間経った頃で、死因がわかったということでトップニュース扱いだったのですが、一時的にはそのニュースよりも大きく報じられていたことで記憶しています。

 実はそれだけではなくて、もっと重要なことをいうと、あの辺りは私の地元付近なのです。

 男の子が通っている小学校はそれなりに近い場所にありますし、置き去りにされた七飯町の山奥とは観光名所の大沼がある地域の辺りだと言えばわかる方も結構いるのではないでしょうか。

 不思議な体験とはその件に関することです。

 個人的には当初、大多数の方がそう思ったのではないかと思いますが、お父さんが怪しいと思っていました。

 これは何も根拠がないことではなくて、車の中でテレビのインタビューを受けていたお父さんは下を向いて話していたのを覚えています。

 普通は過去のことを聞かれて思い出しながら話す時は目線が上にあがったりするものなのです。

 人は何かを思い出そうとする時、脳内に微弱な電流が流れていて、それが目線を上げる神経の近くを通るからだと言われています。

  逆に記憶に頼らずに話を構築しようとすると目線が上がらないと言われています。

 これは今になって思えば、お父さんも気が動転していて、置き去りにした時のことを思い出すというよりは、質問に答えるのに必死だったからなのかもしれません。

 そのために言っていることも二転三転してますます怪しいという印象を与えることになってしまったのです。

 そして何日も男の子は見つかりませんでした。

 ちょうどその頃です。

 ふと男の子はどうしているだろうか、生きているのだろうかなどと考えた時に、何度もその男の子の悲痛な面持ちでいるイメージが浮かんでくるのです。

 私も残念ながら上記の理由でお父さんは記者の質問に思い出して答えているのではなく、話を構築して答えているというのを何度も見ていたので、なんとなくその何度も頭の中に浮かんでくる男の子の表情が、きっと殺される寸前に見せた表情だったのではないかとなんとなく思ったりしてしまったのです。

 それを誰かに言ったりツイートしたりとかはしなかったのですが、男の子が無事であって欲しいという内容では何度かつぶやいたりもしました。

 あと地元の人間だからこそ知っている情報ということで、その男の子が住んでいるところはゴミの分別の種類が異常に多く(ゴミ袋が利権がらみという噂を聞いたことがありますがここでは詳しくは触れないことにします)、今でも控え目に数えても6種類以上のゴミ袋があります。

 その中には生ゴミ専用というゴミ袋もあります。

 どうしてもそれが懸念材料となってしまい、事件が解決しないうちに想像力も膨らんでしまって、もし遺体が分けられて少しずつその生ゴミ専用のゴミ袋に入れられて処分されたら完全犯罪すら成り立つのではないかということに思い当たり、とても恐ろしい気持ちにもなりました。

 一応、そういう種類のゴミ袋があるので、想像するのも怖いですがそのような危険性があるという内容のことを結構濁してツイートはしましたが、さすがにまずいかなとも思ってすぐに削除してしまいました。

 そして無事に男の子が見つかったからこそ都合の良い解釈なのかもしれませんが、あの事件が起きた時に何度も頭の中に浮かんできた男の子の悲痛な表情は、一人で自衛隊の設備で絶望感や不安に駆られながら過ごしていた頃のものではなかったのではないかという気がしてきて、それが感覚的にとてもしっくりくる感じだったのです。

 なので今後、同様の体験をすることがあれば、その人は生きていると思うことにしようかなと思いました。

 馬鹿馬鹿しい話かもしれませんが、実際に解釈が間違っていただけで、悲痛な表情を浮かべていたことは明らかにその通りだったのではないかと思っています。

 人間は生きている間に一度は科学では説明できない不思議な体験をする確率が高いと、似非科学を否定しているカール・セーガン著の『人はなぜエセ科学に騙されるのか』にも書かれていた記憶があります(上下巻の下巻の方だった気がします)。

 あとその事件の後日談にもならない後日談ですが、その数ヵ月後にその男の子の住む町でNHKののど自慢がありました。

 個人的には地元であることもあり、初めてのど自慢を最初から最後まで見たのですが、その男の子やお父さんは出ませんでした。

 むしろその後、元気にやっていますという感じで、楽しそうに歌っている姿を見てみたかったなと思いました。

 でもおそらく事件当時、たくさんの捜索隊が動員されて男の子を探していたことを思えば、やはりそういったところに出れば不謹慎だと言われたと思います。

 あと他にも不思議な体験談はあるのですが、それはあまり他の件と結びつく内容でもなかった気がしますので、機が熟すことがあれば書いてみようかと思います。




 


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